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スズメバチと人
昨日は市原市古市場のＮ様のお宅の剪定作業でした

主庭は芝庭でおおきなカシとクスノキがうわっています

登って行こうかと木の幹に手をかけたとき、、、、

なんか丸い物体が、、、











ちょうどハンドボールぐらいの大きさのスズメバチの巣でした

普段は自分で処分するのですがさすがにスズメバチは参りました

お施主様と相談して業者を呼ぶことになりました

たまたま近くで作業中とのことでしたので
すぐに来てくれました



颯爽と登場した業者の方は装備は意外と軽装で
ハチの巣に近づいて行き
シュッとスプレーを吹き付けていきます



巣の穴は一か所なのでそこから薬を注入して



袋をかぶせて

はい。終了。です

想像していたよりあっという間に作業はおわりました



このスズメバチはコガタスズメバチといいます

コガタといってもちいさいわけではなくキイロスズメバチよりはおおきく、約３センチぐらいあります

このコガタスズメバチの性格は比較的おとなしいそうです
結構近づいても、威嚇や攻撃はしてきません

巣や巣に触れている枝にふれなければ攻撃してきません

確かに自分が発見した時は一メートルぐらいしかはなれていませんでした
おとなしい性格ときくとちょっとかわいそうな気がします
しかし剪定作業ができないので申し訳なかったのですが
撤去の運びとなりました

でも、このスズメバチも人を攻撃するのが仕事ではありません
危険を感じた時にやむを得ず攻撃します
ハエや、アブ、八チもえものとなります

また、おおがたの芋虫や毛虫も捕まえて
噛み砕いて、肉団子にして巣にもちかえってくれます

地球上に存在価値のない虫はいません
みんな自然の環境の中で
それぞれの役目をはたしながらうまくバランスを取ってゆくのだと
自分は思います

あまり人通りのないところであるならば
スズメバチともお仲間になれるのではないかと思います

やみくもに虫を殺してゆくのは
人間のエゴだと思います

知れば知るほど虫の世界は崇高な気がします
樹木を取り扱うのが植木屋の仕事ですが
虫のことももっと勉強していかなければ植木屋として

はたまた、地球に住ませてもらっている、いち住民として

恥ずかしいです


最後に、このたびわざわざ写真をお送りいただきましたお施主様には
お礼申し上げます

ありがとうございました

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投稿者 松浦造園 (2011年9月14日 09:45) ｜ PermaLink