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今日の午後は佐倉市に打ち合わせでした

少し早く着いたので
以前から行ってみたかった佐倉市武家屋敷へ
行きました

佐倉市には佐倉城があったのでその城下町の風情が今でも
町のところどころに感じることができる歴史ある街です

歴史博物館や城址公園など見どころたくさん
今日はあまり時間がないので
欲張りできませんが
行ってみたかったのが
こちらの武家屋敷群です

三棟拝観できます



屋根は茅葺でした
先日講習会で勉強した茅葺にここで会えるとは
思いもせず楽しさ二倍です



ここはてっぺんの部分
棟仕舞の様子です

ここの部分は地域によって仕上げ方が変わり
ここ佐倉は竹林が多いので竹簀巻きの仕上げです
竹できれいに模様を作っています



かまどです
佐倉藩の特徴として
かまどを地面から立ち上げるのではなく
木の台の上にかまどを載せて
移動可能になっているところです

建物自体が藩の拝領ものだそうで
かまどは私物なのだそうです

写真ではわかりずらいいですが
左側のかまどは実際に火がついています

それはなぜかといいますと
実際に火をつけることにより
煙が出て
上の屋根がいぶされて
すすが付くことによって防腐、防虫作用が出るのです

一日に一回は必ず火をつけるそうです



こちらがその様子です
管理作業されている女性の方にいろいろお話しいただきました

骨組みの竹はいぶされることによりすすが付き
黒くなり耐久性が付くのです
スプリンクラーも黒くなっちゃったと笑いながら言っていました



こちらはかまどをたいていない所の様子
全然違いますね

生活のなかでいぶされることによって家が丈夫になるなんて
とても素敵で有意義なことだと自分は思います



こちらは外の様子です
屋根にはうっすら苔がのっています



街並みも忠実に再現されています

土塁の上に生垣が並んだ風景
周りには緑深い照葉樹の巨木が立ち並んでいます
なんだかとても落ち着きます

もうタイムリミット

急いでお客様のお宅へ向かおうと
大通りへ出た瞬間です

ドキッとしました

なぜなのか、少しの間、自分でもわかりませんでした

それはディズニーランドからお家に帰ろうとして
夢の国から現実生活に戻ってゆくときのような感じでしょうか

自分でもどういっていいのかよくわかりません

大通りには車がビュンビュン走って
通りには赤や黄色の度派手な看板が、所狭しと乱立しています
それらがとても自分の目にどぎつく感じたのかもしれません

それとともに、これで本当にいいのか？って意味もなく考えちゃいました

毎日朝から晩までどぎつく彩られたところで生活していると
人間は麻痺してしまうのかもしれません

なんか大事なものを日本人は忘れてしまったようです

昔の人がこの今の街並みを見たらなんて言うのでしょう
私たちは胸を張って昔の人にこの街並み見せることができるのでしょうか

がらにもなく、そんなことを今日はちょっと考えてしまいました

お客様との打ち合わせが終わり
帰りに旧堀田邸によって
のんびりお散歩して
帰宅しました

なんかいろんなこと考えちゃった一日だったので
整理してから寝ます！

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