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まっちゃんガーデンblog

木と嵐について感じたこと
今日は春の嵐

植木屋さん的には
とても憂鬱な天気です

せっかく植えた木が倒れていないか
もうドキドキでいてもたってもいられません


でも、、、、












最近はドタバタ続きで
心身ともにくたくたの中

この春の嵐

心配すればするほど
じっとしてられず、
気持ちは焦るばかり

嵐の中隣の公園へ何気なく行きました

10mを優に超える松がたくさんある公園
その他クスやケヤキ、モチやキョウチクトウ

さまざまな木々があるこの公園は
”植物公園”と子供たちには呼ばれています

雨はやんでいますが
台風のような強風は依然として続いています

大風に揺れる木々たちを見ていると
ふと不思議な気分に
なりました

それは、強風にたなびく木々が大海原の中に漂う海藻たちのように
揺らめいていて見えました

自分が海の中で泳いでいるように錯覚しました

テレビでは、電車がとまり、トラッックが横転して
てんやわんやの大騒ぎ。

それにつられて自分も
いろんな心配が頭をよぎりました

でもこの海藻のようにゆらゆらたなびいている木々たちは
とても自然で風に逆らうでもなく

海藻のように流れに身を任せています
とても美しく自分は感じました


松は、この風を利用して茶色く枯れた古い葉っぱを脱ぎ捨てて
きれいな緑の葉を残します

いらない葉っぱは、これからやってくる温かい季節にはいりません

また、老木や弱っている木は風に倒され
これから育つ若い木々にその場所を譲り
世代交代をしてゆきます

朽ちた木はさまざまな虫たちが分解して
ほかの木々の養分となってゆきます


嵐、嵐と騒いでしまいがちですが
本当はこれも大切な嵐なのかもしれません

あまりおごり高ぶらず
自然とともに人間も過ごせたら
この嵐ももう少しちがってみえるのかもしれません

ちょっとそんなことを この”嵐”の中で
ふと感じました

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投稿者 松浦造園 (2012年4月 3日 21:36) | PermaLink