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種をまく。
今日は午前中に、稲毛区のK様のお宅へ造園設計のご提案の打ち合わせにお伺いいたしました
午後は植木の仕入れと来週の準備作業です

日差しが心地よく気持ちのいい一日でした










昨日の作業は江戸川区のS診療所の庭づくり作業でした



ヤス君が加工しているのは御影石です

庭の素材としてポピュラーです
加工もしやすく落ち着いた雰囲気になるので
自分は好きな素材です






その御影石を積んで植栽コーナーを作ります





少しずつ形ができていきます
図面にひいたひとつ、ひとつの線が形となり庭となってゆきます
この工程をプレッシャーとともに楽しむのが庭をつくる醍醐味です


昨日は現場が終わったのち、植木屋仲間の新年会に参加させていただきました

次の日、お客様との打ち合わせがあるのに大変、不謹慎ではございますが
やはりこれもとても大切なことです

あまり飲みすぎないように、と
心に決めて、、、楽しいひと時を過ごし、、、、、、いろんなハプニングもアリ~~の、、、、、で




案の定、   時計を見ると   短い針が3のところに、、、、               やばい!







  朝。





打ち合わせの前にシャンプーして
歯を磨いて
おかーちゃんに息のチェックをしてもらって
ドキドキで打ち合わせへ

こんな状態でお打ち合わせに伺うのは初めてでしたので
心配でしたが
いざK様ご夫妻と顔を合わせると
そんなことは忘れて庭の話に始まり家の話、この土地の歴史や、風景の話

はたまた自分の家族の話や
K様のご家族の話

自分はK様ご夫妻とお話しさせていたくと
なにか心の中がトロンととろけていくうような感じになります
なので、仕事の話より
関係のない話をしている方が長くなり
いつも長居をしてしまいご迷惑をおかけしている次第でございます





家の門は立派な薬医門です
重厚なつくりで歴史の重みを感じさせます











そしてこちらは築100年以上もある土蔵です

以前もK様に見せていただきましたが
今日は中まで入らせていただきました

こんなチャンスは中々ないので
ウキウキワクワクです

中は暗く
ひんやりとしています

二階への階段を上り
小さな窓からさす光を頼りに
ご主人様に案内していただきました

先代の先代の先代。
そんな時空を超えた世界です

薄暗くて何か怖くて
でもなにか面白いものがありそうな
そんな空間がありました






壁の厚さはかなりあり
正確には図れませんでしたが
土壁が何重にも塗られその上に漆喰がさらに幾重にも塗られています

かの空爆でも戦火から逃れ
母屋は全焼してもこの蔵だけは残ったそうです

そして家主はこの蔵で
生活したそうです

命からがら逃げ延びて
この狭い蔵の中で
何を思い、感じながら生活したのでしょうか





今日お施主様と話した中で
とても印象的な言葉

それは”ものを大切にすること”
家や樹、そして人や土地。
そして、それらに感謝の気持ちを持つことの大切さです!





 昔の人々は
気候風土、そして歴史

その流れや関係性の中で知恵を絞り
技術を蓄え
自然と共生するライフスタイルを
無理をしないであるがままに過ごす

そんな見たことのない風景に
思いを馳せてしまいました



お土産にピーナッツとマリーゴールドの種をいただきました

五月にそのいただいた種をまこうと思います
”種をまく”
こんな心がウキウキすることって
ナイデスヨネ!

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投稿者 松浦造園 (2013年1月13日 17:37) | PermaLink